心の旅詩 -あるがまま-

不思議と癒されてゆく心の旅詩。あなた様が少しだけリラックスをして自然体で癒やしを感じられるように。鬱、いじめ、孤独、痛み、すこしでも解放されますように。

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

神社とうさぎ

鮮やかな緑に囲まれた神社は、 何かに守られているようでございました。 そして、独特な匂いがするのです。 光が届かないその場所で咲いていた葉の横を 列車が通り過ぎてゆくのでした。 うさぎ達がそれを見守るのです。 列車はまるで季節を運んでいるようで…

シルエット

だれかに裏切られたことすらも忘れてゆき、 紅色に光るものだけが確かなもの。 そのシルエットはタイムマシンに乗って、 どこまでも進んでゆく。 雪化粧の景色がどこかなつかしい夜更けに、 クラクションの音が鳴り響く。 踊り狂う君の心は、 1000年後も…

銀色のような白い世界。 朱雀が飛んでいて。 水面はリフレクションのように。 羊の群れが川を渡る。 空気は恐ろしいほどに澄んでいる。 どこの国なのでしょうか、ここは。 きれいな花が咲いている。 それは見たこともない色で。 ぼんやりとした何かがそこに…

何も聞きたくない冬

解読不可能に見える数式も いつかは水のように溶けてゆくのです。 まるで根を強くもち、 たくましく生きる植物のようだったりするのです。 いつも見ている景色とは少し違くても きっとどこかにそれはあるのだと思うのですね。 不思議な色なのです。 引き返す…

イデア

言葉を書き続けてゆくのです。 途切れないように。 時にはパニックになることもあるかもしれませんが、 徐々に慣れてゆくのでしょう。 恐れることはありません。 恐れるべきところは他にあるのです。 あの虹を見て思い出せたのならイデアを 見に行きましょう…

季節外れの桜

一本のロープをつたってゆくのです。 季節は夏の朝。 冬とはまた違ったロマンがあるというものです。 何かが崩れ落ちるとき弱い力が浮き上がってくるのでした。 そこに成功はあるのかもしれません。 航空機が空に舞っておりました。 描かれてゆく円はまった…

音がこわいお姉さん

その音が怖いのですね。 きっと断りきれなかったのでしょう。 ショックを受け訳がわからなくなった お姉さん。 空いてしまった曲線が 歩み始めるのですね。 お兄さんの心臓の音が聞こえ 波乱の想いを知るのです。 原始時代にハーブを見つけたときは 凍える寒…

生まれゆく時間が 叶える信念が導いてゆく。 自分らしく? 色んなものが交錯して 淡い色になっていって。 引き返すことのできない道のなかで 現実に戻される。 何色だろう? 描いてゆくものは 何かに似ているんだ。 ガラスのように粉々になってしまっても。

結ばれてゆく魔法

伝えてゆくのです。 離れてゆくことは怖くとも、 そこに留まることはない。 気が緩むこともあるでしょう。 弱いものに優しくしてください。 勘違いでも良いのですね。 日々の燃えゆく想いを 踏み出してゆきましょう。 結ばれてゆく魔法に飾りは 必要ありませ…

冬の日の午後

久しぶりにその人の お見舞いにいくことになりました。 折り鶴を折ろうかとも思いましたが、 かえって気を遣わせてしまうかと思い、 折りませんでした。 青い天井の病院だったので、 なんとなく覚えてはいたのですが、 うろ覚えというものでした。 向かう途…

彩雲

もうきっと思い出すこともないのでしょう。 左右に分かれてゆく軌道が交わることがないように。 彩雲がどこかへと流れてゆきます。 季節はそろそろ春休みです。 三つ編みの女の子がアルバイトに向かってゆくのです。 どんどんと進んでゆくのでした。 月と惑…

水辺のフラミンゴ

水辺にいたフラミンゴが 振り返った。 どうやら隣町に向かうようです。 閉じた世界を狂おしく進んでゆくのでした。 不愛想なサーカス団が 入場券を売りさばいておりました。 どうやら不完全燃焼だったようです。 仁義なき戦いというものでございます。 富士…

雫と南風

渡ってゆく水辺の雫が揺れ動き、 なにか模様のようなものを作り出していました。 そこを南風が通ってゆくのです。 血がめぐり、異世界へといざなわれてゆくように。 英雄が歌をうたって、そのあと少し笑ったようでした。 紡いでゆく言葉はまるで映画のワンシ…

ずいぶんと季節は通り過ぎて

その意味をずっと探し続けるのでした。 まるで印のようにも見えてきたりするのです。 ずいぶんと季節は通りぎたものでございますね。 その意味は曲がったりはしないようで。 草原の緑はとても見事なものでございます。 その日はきっと光が見えるのかもしれな…

離島に咲く花

何かを思わせる一つのレール。 ばらまかれたビーズを拾ってゆくのです。 短い時間ですが、 しっかりと見てゆきます。 細く根をはって、 細い枝が出ていたりするのです。 離島に咲く花に似ているようでした。 強い日差しの夏に見つけた花でしたが、 いずれ冬…

魔法のオーロラ

人物が「月への招待状」を 受け取ったようでした。 宇宙に向かって 円を描くように、 ナガレボシのように。 金星を信じて向かってゆくのですが、 もう戻れはしないようでした。 どこからか呼ぶ声が聞こえてきて、 その方向を見るのです。 一瞬だけ姿は見えま…