心の旅詩 -あるがまま-

不思議と癒されてゆく心の旅詩。あなた様が少しだけリラックスをして自然体で癒やしを感じられるように。鬱、いじめ、孤独、痛み、すこしでも解放されますように。

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ラングジュラの氷

ラングジュラの氷をつくるときは、 普段とちがう見え方をする。 くだらない? どこかにいる鶴とダチョウも 笑っているのさ。 さて、 ウォータージェット気流が港町に 雨をふらす。 水しぶきから見える景色は、 冬のように。

アマノジャク

石坂トンネル。 福岡にあるんだ。 夕暮れが立って時がとまる。 その余韻を楽しみたいんだけど。 すれ違うアマノジャクがそうはさせない。

サンローランの香り

ひとつのピースを 祈るように。 ただ、それだけだ。 神社を尊んで、 鳥たちをフィルムにとって。 サンローランの香りを。 ドライブでもいこうか。

地面は割れて

地面は割れて。 見上げれば、 そこには太陽が照らす。 どの記憶を辿れば、 濃い霧は晴れる? 大地はいまにも崩れそうだ。 後ろで、隕石が落ちたように 大きい音が鳴り響いていた。

鶴とチューリップ

いずれ王となる。 それが出来上がるまでの日々。 鶴はチューリップを見つめる。 小さな池に心をおくように。 また、もう一度季節をはみ出して。

本日は、ご報告でございます。

いつも、心の旅詩を読んでくださり、 どうも、ありがとうございます。 このたび、Amazonから詩集が出版されることに なったのでございますね。 心の旅詩 -あるがまま-(2020年 9月・10月) | こころ |本 | 通販 | Amazon とても嬉しいことでございま…

さざ波も楽しみながら

行こうと思ってた島があるから、 夜中にそこに向かうのでございます。 さざ波も楽しみながら。 最初の出発点だ。 これをもって石畳をのぼる。 きっと間違いはない。

ブローチの教え

花瓶が、 どんぶらこ、どんぶらこ。 悲しみが生まれたから、 ブローチの教えがそこに。 松を見て瞑想するしかない。 いつものようにリカバリーをする。

紅蓮の華

紅蓮の華からとびだす炎、 踊り狂って飛び火する。 白と黒が生み出す島流れだ。 静かなその場所で真実の眼を。 生まれ変わる森はだれかの喜びに。

錯綜するモノトーン

覆われるモノトーンの響きが 左右からたぐり寄せるよう。 これ以上 錯綜しない空間をさがして。 冷たい水や、 明るい道はどこへ連れていってくれる。 たとえば水面に反射するシベリアのために。

風の展望台

そんな中、 やや向こう側が見える。 かじかむ手は、 君の怒りを。 凍り付く冬景色には 目覚めをかんじる。 描かれるストーリーは 風の展望台から見おろすんだよ。

神の子シャネ

白い浜辺はどんな道? 神の子シャネは和んだ。 おやすみの前に考えてみる。 海の見える平坦なコースから。 宿の部屋の明かりがやたらと気になる。

風が軽くなるように

なにかを測るたび、 光が浮き出てくるんだね。 たとえば その違いが空っぽになったとき。 かならず風は軽くなると 過去をみて言ってみる。 時空をこえた今を 少しだけ澄んだ心が出迎える。

無色のもの

後ろを見たけれど、 まるで光に吸い寄せられるように。 そういう記憶が、 まるで幻に見えてくる。 すこしだけ安心したのなら、 無色のものに色をつけてゆこう。 同じように見えて 同じものなどないように。

眠れる秘宝

ふりがなをふってみるように、 繊細ななにかを知ってゆけるのなら。 遭遇したことのないリズムや空間。 その人の言う、 眠れる秘宝はすべての流れにのっている ように見える。 それならば、と穏やかな湖に行く。 そこにしかないけれど、 どこにでもある喜び…

天空の竜

書き続ける天空の竜だ。 騒音なんて気にしないんだ。 谷をぐんぐん進んでゆく。 しかし自転車に抜かされる。 聖なる森の水にはかなわないということか。

神秘の霊

大きな役割ってなんだろう。 そのほかにも考えてみる。 時計がきみを指差す。 変わらなくてはいけない。 神秘の霊をも味方につけて。

そばの里

第二レースの始まりだ。 きみはでも、そばの里にいる。 食べてくれる笑顔が忘れられないのか。 作り方を整理して、がぜんやる気だ。 おいしさは人それぞれ、は知っていた。

渓谷がふわり

いま渡りゆくすべての人へ。 天空からのびている星の絵を。 ユーラシア大陸には風を。 いつかのその日へと。 渓谷がふわりやんわりと。

いくつもの合図

ラクダがのんびり歩いているよ。 戸惑うことができたなら遠い目をする。 祈るのならばお礼を言いたい。 いくつもの合図はあの冬のように。 巣立つ小鳥は見つめるように。

空気があって

空気があって。 そのなかに酸素があって。 夜空には星がある。 それらは何を伝えるんだろう。 奏でる旋律はなにをつかむのだろう。

真実の樹

羽を広げて、 どこか遠くへ 行きたいのかい。 ほとんど、 そうだと思って。 月はなにを知るだろう。 井戸へ水をくみにゆこうか。 真実の樹はなさそうだ。

今夜は眠れなくとも

どこからか分からないけれど、 ジャズが聞こえる。 あの通りからだろうか。 なにも持っていないことを。 やさしい女神に届かせるように。 今夜は眠れなくとも。 どうかゆっくりと手鏡を。

ヘーゼルナッツが好きな君

氷河の始まりは、 少しだけ恐いけれど、 映し出される写真があるから。 平穏そうな、 やさしそうな芝生を さがしてゆこう。 ヘーゼルナッツが好きな君は、 のんびりと神社を ちゃんと見ているんだ。 試合の見せ場だというのに、 船は出発してしまう、とおぼ…

雨水が落ちて

なにげなく、 古びたような機関車が走っていて。 港町では、 海への行き来が盛んだけれど。 すこしだけ気を抜くと 雨水が落ちてくるよ。 乾燥した冬の空気が、 見たままに運んでゆくよ。 蝶々が美しく飛んでいたんだよ。

尾張の鐘の音

ホライズンに沈む夕陽が ターミナルなんだ。 コバルトのようなブルーさ、 とあなたがいう。 どうしようもないような。 尾張の鐘の音はうつくしい。 未来永劫に寄り添う神話なのか。

岩手からの放浪

岩手県の村から ニット帽子をかぶって、 放浪の旅がはじまった。 空気にたくさん触れて、 アンモナイトの化石が蘇る。 よくできた小通りで ラテンダンスの映像が流れる。 どこで引き返そうか。 だれも知っているはずは、 なさそうだった。

シグナル

洞窟のなかから 神の声に気づく。 シグナルは、 もう掴み取っていて。 山荘をかこむ草木のように、 そこにいるだけ。 それが強さなのかもしれない。

半透明なガラスの贈り物

きみはきっと 間違ってはいないんだ。 だれかの、 かすかな喜び声も。 浮かんでくるユーモアを 羽ばたかせるように。 そのための 半透明なガラスの贈り物だ。

外国の草原

外国の草原では、 すべてが自由だった。 文明はないのだけれど、 イマを生きてゆく。 ここが世界の中心だった。 夜には、 月明かりと星たちが、 凍りつくように美しく照らす。 かすかに聞こえてくる滝の音を 耳にのこしながら眠りにつくんだ。