疲れた足で、ふと思う夏の夜
言葉と人がするどく尖って、
まるで刃のようなんだ。
自分の想いが伝わらないように、と。
疲れた足で大地を踏みしめるんだ。
そんな時が、見たこともない風景との
出会いで。
気づいたときに、軽やかな足取りの
自分を確かめるんだ。
閉じ込められた時間が、
だれかの心を駆け抜けてゆく。
それは涙なのかもしれないと、
ふと思う夏の夜であった。
言葉と人がするどく尖って、
まるで刃のようなんだ。
自分の想いが伝わらないように、と。
疲れた足で大地を踏みしめるんだ。
そんな時が、見たこともない風景との
出会いで。
気づいたときに、軽やかな足取りの
自分を確かめるんだ。
閉じ込められた時間が、
だれかの心を駆け抜けてゆく。
それは涙なのかもしれないと、
ふと思う夏の夜であった。