心の旅詩 -あるがまま-

不思議と癒されてゆく心の旅詩。あなた様が少しだけリラックスをして自然体で癒やしを感じられるように。鬱、いじめ、孤独、痛み、すこしでも解放されますように。

美しき回想

ゴルフ場で さわやかな風を。 あの陶芸品は今どこに。 その美しさをまだ。 少しずつ回想をやめて。 のどかなブランコへ走り出す。

逃げるネズミ

逃げるネズミ。 雪露で湿った道をかきわけて。 力強い芽は忠実のままで。 晴天の日を想像する。 組み立ててゆく。

月だけが

かつおぶしが 林で踊ってる。 川は荒れてきた。 そこを光速で 七人の神が通りすぎる。 天気なんて 真っ暗だ。 月だけが輝いていた。

エンディングバブル

エンディングに バブルが渦巻いて空を登る。 どこへゆく。 青空の下、 六甲山も見えるけれど。 なまぬるい風も久しぶりだ。 いま、旋回している。

はずむ会話と

のどかな場所に、 一軒ぽつんとお店があった。 面白そうだったので 入ることにする。 外国の絵が飾ってある。 はずむ会話と、 室内の明かりが夜に響いてゆく。 季節は、そろそろ秋になっていた。

夜桜ソナタ

シンクロナイザーの信号が 粒子を飲み込む。 宇宙に届くような涙だった。 空気を変えようと 夜桜を必死で見に行く。 夜のなか 静かに輝いて黙っていた。 どこかからソナタも聞こえた。

奥ゆかしき松竹よ

奥ゆかしき松竹よ。 深森に鋭い稲妻が落ちる。 井戸に水をくみにゆく。 ジャングルをかき分けて。 防護服は持ったのかい。

春を走る

春か。 みずみずしい空気だ。 引き込まれる。 電車はどこへ走っている。 アラビアの文字に 答えがあるのかもしれない。

東根の大ケヤキ

東根の大ケヤキ を知っているだろうか。 それが どうやってできたのかって。 本人は知らなかったりするんだ。 クローンが知っていたりする。 太陽がきれいだ。

ノンクリアの滝

ノンクリアの滝を 見に行こうか。 向かってゆく途中で 交差点と出会った。 右を見てみると 浜辺が見えた。 日が暮れるまえに行くために そのまま突き進む。 さあ、 滝に向かって「間違いない」と叫ぶんだ。

パナマのファンタジーまで

朝に吹く風が どこかへ連れて行ってくれる。 じぶんだけが知る名前のよう。 夕風が吹き終わるころの、 小屋から見えるライトニング。 それも、また良い。 パナマのファンタジーまで。

長野へと向かう風景に魅せられて

長野へと向かう風景に魅せられて。 たくさんの芽が咲いていた。 広大な分、 優しさが入れるのかもしれない。 忘れてゆくなかで、 忘れないもの。 美術館で味わう感覚に似ているんだ。

孤独のみち

焦がした想いは 灯台の明かりのように。 けれども まるで孤独のように。 すこしだけ 温度を下げて狙いを定める。 それは弱さへではなく、 強きものへと向かうみち。 じぶんの心はカメラのように。

星を見るように

覚えたての文字を ペンで書いてゆくんだ。 なにも関係ないように。 星を見るようなんだ。 そうすると コタツから猫が顔をだしてきた。 こうやって出会ってゆく。

まぼろしの戦艦

まぼろしの戦艦を 霧の中で見たって言うんだ。 まるで天使の光に 守られていたようだと。 電車に乗っているときに それを回想していた。 読み方はいまも分からないんだ。 でも少しずつ霧が晴れていく。

いま君は宇宙の真ん中で

プラネタリウムの半円を 描いたコンパス。 交わることのない時の流れ。 どこかで誰かが夢をみている。 いま君は宇宙の真ん中で。 大きな地図をひろげた。

摩天楼の窓

摩天楼の窓には 熱気が通り抜けて。 鎌倉時代には このような光景が あったのだろうか。 神社は今もあるけど。 禊をくぐり抜けたからか。 あるいは代わりがいないからか。

古くから守られてきたもの

古くから守られてきたもの。 そこにいま鈴を鳴らそうとしたけれど。 かつての芸術家を思い出したりもした。 グランドキャニオンにでもいこうか。 そこに根を生やす植物たちを見れば、 なにか変わるかもしれない。

雲のうえの山温泉

雲のうえに 山があるとして。 そこに温泉があるのなら どんな場所だろう。 湯気がそのまま空になる。 壮大な雪景色のような白世界か。 風の音と水の音だけなら。

雄物川に行きたくなって

少女がるんるんと 歩いていたんだ。 その瞳は信じている。 いつか、また感じるように、 今を生きているようだった。 それを見ていると、 すぐに川へ行きたくなった。 雄物川って言うんだ。

魚市場のあさ

魚市場の朝。 波しぶきとともに元気に。 鳥たちも見守って。 船は出発して戻ってくるんだ。 片隅のゆがみは明るくなおそうとする。

ここはどこだろう

桜の花びらが 頬をつたう。 時代をワープする。 ここはどこだろう。 夜の工場のような場所だ。 林のなかで光美しいけれど。

おしとやか

風景写真に サーカスのショウを見ているような 高鳴りを感じたんだ。 シンボルを見にゆこう。 何者でもない誰かでも。 おしとやかな川の水も嬉しそうだ。 富士山にはないものが そこにあるのかもしれなかった。

ミラノマジック

ミラノマジック。 偉くもなんともないんだ。 事前のアンデルセンだ。 福島のピクシーよ。 鷹とともにゆこう。

氷河の海

青い水晶か。 静岡にあるのかな。 雲が広がるよ。 コウカイしているんだ。 氷河の海を。

もうすぐ春だけれど

坂をのぼったところに 太陽と近い場所があるって言うんだ。 海も見渡せる。 成長とひきかえに見に行こうか。 それに、 もうすぐ春だけれど。 漠然と目の前にある何かを求めて 急いで駆けてゆく。

芸術なき鐘の音

先駆けた将軍の 芸術なき鐘の音を。 遅れて 見えてくるその意味は。 あらゆる怒りを覚えるから 魂はふるえる。 見渡すかぎりの輝きを、 認めようとしないんだ。

明日の空が分かるみたいに。 だれかの心も同じように。 豊かな自然に感動しながら 君たちの陰を追ってみる。 その時に真珠を落とした。 取り戻す自信があるみたいだ。

寄りあった雲のような日々

記憶がよみがえり、 また我に返ってみる。 勇ましい道の途中か。 寄りあった雲のような日々は、 くだけ散るも、 揺るぎはない。 空を駆ける飛行機が 通るんだ。

自然から落ちたビーズのような

花畑を 見に行こうか。 オブジェに 守られるために。 豊かな生活だと 思うのです。 バイオリンの音色は まだわからないけれど。 自然から落ちたビーズのような。