心の旅詩 -あるがまま-

不思議と癒されてゆく心の旅詩。あなた様が少しだけリラックスをして自然体で癒やしを感じられるように。鬱、いじめ、孤独、痛み、すこしでも解放されますように。

サラダ油を買いに

お買い物へ ゆこう。 サラダ油を 探しにゆくのだ。 スピードは出さずに、 のんびりで良い。 午後の日光を浴びながら。 サッカー少年のシュートが ゴールに突き刺さったのが見えた。

天竜

その名は、 天竜だ。 ウォッカを 飲み干したようだ。 短い一瞬の光を 楽しんでいた。 笑っているのだけれど、 眼光はするどい。 素晴らしい、と人々は言う。

一九八二年の夕日

一九八二年、 太陽はのぼっている。 特に限界はなく、 いつもと同じ風景だ。 なにに呼ばれるために 夏に向かっているのだろう。 そんなことをふと思いながら、 自転車を今日もこぐ。 いろいろな名前が入り組んでいる。

近未来へと

開かれて、 そこから次へ、 次へと。 もしくは、 今がそこにあるんだ。 なにかが燃え上がり始めて、 近未来へと。 雲の上の世界さ。 綺麗な水が流れ落ちる。

日高町の黄金

マジックを 見せよう。 別に賢くなくて、 いいんだ。 茨城県、 日高町の夕陽が教えてくれるんだ。 そして、 黄金から翼が生えたりして。 とばっちりの隙間から。

オオセンナリ

いつかは出会うその時に 溢れ出る涙に。 半回転する 遠い感情のなにかがあるのだろうか。 大きいようなリズムで 繰り返している、光をもとめて。 ホットティーでも飲もうか。 オオセンナリという花の強靭さを知る。

素早い泣き虫、大越川をこえて

素早い泣き虫は、 いつの間にか嘘ヲ覚えた。 大越川を越えたようだった。 二つの県にあるけれど。 喜びの風はかつてのことで。 すべて、悪い意味ではないんだ。

夜景の街の明かり

自身に問いかけるのではなく、 向き合い始めたような。 夜景の街の明かりに少し助けてもらって。 人々の宿りを感じるんだ。 カーテンを開けよう。 日本の東のほうの物語だ。

海や冬山

いつの間にか 時代は流れ。 見たことのない コンピューターがそこにある。 ちゃんと至ってきたのだが。 海や冬山の良さ、 に少し気づく。 点と点が繋がる感覚がすこしある。

扇子

カールの工場は、 どこにあるのだろう。 そんなことを思う、 夏の日、扇子であおぎながら。 機関車に乗ってみたい、 と思うのは昔だからか。 木材から、 椅子を組み立ててみようと思うんだ。 最初はうまく作れずに、 予想外で、でも、それが予想外を生むのか…

いろは坂

いろは坂に 広がるリフレクションだ。 レタッチされてきた風景なのだろうか。 ジェットコースターに 乗る前の気持ちを思い出す。 それよりも 桜餅を食べたい。 公園でのんびりするのが一番だ。

水しぶきをあげ

五月といえば、 もうそろそろ半分だ。 なにを把握してきただろう。 そう、あっちこっちと。 水中にもぐる魚は 水しぶきをあげ飛ぶ。 信用を勢いにして。

その冬には

気づけば 満月が成し得たように。 それが出来ないとしたら、 そこへゆこう。 眩しさに負けないで。 かすかに聞こえるグレーには、 まだ気づけないけれど。 その冬初めて雪が積もるかもしれないんだ。

世界とずれている時計

紀州が筆を持って 書き始めた。 その村に立っているのは、 一人だった。 世界とずれている時計を見て、 直し始めた。 動物たちが いちばんの友達だ。 戦いには慣れているようだった。

夜吹く風のよう

ジャズが流れている。 あの時代を感じることができる。 だれもが知っている名曲は。 夜吹く風のよう。 色々わすれてゆくけれど。

家庭菜園

分からないことを 分かろうとする。 それよりも 心に旅をさせようか。 家庭菜園を始めるんだ。 原色は忘れずに。 咲いた季節が それを思い出させてくれる。

粉雪に磨かれて

粉雪が舞う、 あのときを思い出す。 なにかを磨いて。 片方しか漕がなかったから、 舟はすすまなかった。 両方の大切さを 知ることができた。 いま、 なにかに応えてゆく。

そっと返すように

おとずれる戸惑いを、 そっと上から返すように。 清らかな空気で なにかを保つように。 月の満ち欠けみたいに、 また何かを手に入れるんだ。 あの日うまれた心は、 初々しいままだ。

夜の森林公園

夜の森林公園は、 安らげると思って そこに向かうんだ。 導かれていたとしても。 冬のような雰囲気もあった。 これまでは気づけなかった花と 出会うことができる。 負けず劣らずに、 咲いていた。

公園にすわりながら

風は止まっているようだが 列車は走り出す。 時がたって自分を想ふ。 わかったことで 変わったこと。 公園にすわりながら なにか一つ。 青空がしめす曇り空。

片側の行き先

分割することは難しくて。 片側の行き先を決めれないんだ。 きっと、と思うけれど。 曲芸の渦に飲み込まれそうだ。 それでも黄金の輝きを信じる。

アイスランド

アイスランドは だれもいないような風景だった。 別世界と通じてるようで 神様もいるのだろうか。 ミドリの世界だ。 滝がいくつもある。 その傾斜はきびしい。

ウグイス鳴き

ウグイスが鳴いている。 扇子が涼しい。 宿題が終わる。 ロマンチックなドラマを見る。 忘れて眠りにつく。

モモパンダ

岩に 藤の花が咲いているよ。 もう少しと。 止まっている冬から 教えてもらって。 モモパンダが見つかりそう。 ショウメイはまぶしい。

常動

昭和四十五年から 目覚めるんだ。 これで良い。 最初から決めていた。 ぶつかり合う波の音が 吠えていたのかもしれない。 さあ、セッティングだ。

夕色

江戸時代から そこにある日本の海を見に行くんだ。 その目で見ることが。 誰かに教えてもらうことではなく。 夕日が水平線に近づくときに 飛ぶ鳥たちから迷いが消えるように。

憂いとともに

思いがけなく 壺はころがってゆく。 もし なにも持たない なにかが見えたら。 鳥は笑って口ずさむだろう。 河原にむかって語りかけるだろう。 憂いとともに。

赤色の地球

赤色の地球。 どこからやってくる。 プラズマが走る。 そこにどれくらいいる。 花壇に花を植えたいんだ。

鏡の世界にいたようで

気づいたら 鏡の世界にいたようで。 だれかはそれを認めないけれど。 伝えたいと繰り返す。 しみじみと星空がなじんでいる。 蘭の花が子どものように。

フランスの七変化

フランスの七変化、 なんだろう。 風が吹くんだよ。 ひとつだけで良いんだ。 瞳がかがやくから。 雨がやんで雪が待ち遠しい。