心の旅詩 -あるがまま-

不思議と癒されてゆく心の旅詩。あなた様が少しだけリラックスをして自然体で癒やしを感じられるように。鬱、いじめ、孤独、痛み、すこしでも解放されますように。

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

雪月花のような

じっと不安とにらめっこをするんだ。 でも緊張が途切れて溶けてゆく。 野原へ行ってしまう。 返すべき光がオーロラのように。 平等を主張して幹を伸ばしてゆく。 どんな人なのだろう。 その人の言葉を紡いでゆく。 その香りはいつまでも。 雪月花のように優…

問いかけた雨

ずっと前から、 まるで決まっていたことのように。 あの太陽を少しだけ気にしてみる。 妖精たちに届けるための結晶が、 水墨画で描かれていた。 橋が架かっている。 豊かになってゆく。 問いかけた雨は、 涼しい表情をしようとしていた。 答えはまだ分からな…

なにをそんなに急いでいる

なにをそんなに急いでいる。 自分をせかすように速く速く。 他人との引け目を乗り越えたからこそ。 存在証明のなせる業か。 群れるでもなく、罵声も恐れなかった。 未来を考えていた訳ではなく。 耐えていた訳でもなく。 メッキが剥がれ信頼ができ。 認めら…

夏の公園のおとぎ話

色づいた絵から なにかが聞こえてくるのです。 それは小さな世界観でございました。 夏のおとぎ話のようなのです。 淡いようで優しいような色でございました。 機械にはない人々のあたたかさを 感じたりしたのです。 あどけない笑顔で街をまわる美少女。 公…

大地を眺めて

巡るリズムは川にように。 おだやかで。 その一つ一つが一瞬で。 大地を眺めて小さい声で呼んでみる。 かすかな光が新しい名前のように。 向かおうとするのは一人だった。 古い時代の遠い昔話みたいに。 だれもその文字は読めないんだ。 少しずつ動いてゆく。

だれもいない世界

世界にはまるで僕しか いないようだった。 誰もいないので、 特に気を遣う必要もない世界だ。 お腹がすいたら、 バイオリンを置いて、 森へと戻るんだ。 雨が降ったようで、 土砂崩れがあったみたいだけど、 あまり気にしていなかった。 最近、雪みていない…

霧雨

どれくらいの時間が過ぎただろう、 と少女が言う。 何かに導かれた気がしたようだった。 まだ、あまり疲れていなかったので、 絵画を買いにいくことにした。 なつかしい香りが、 手足をかけめぐってゆく。 すべての色が混じり合って 照らし出していた。 それ…

アウトサイダー

せわしなく続くなかで なにを成し遂げてゆくのでしょう。 いつも何かにとらわれて 見返りを求めてゆく。 栄光を思い出し、 その空間を思い出す。 かつては、何も恐れず 掴めていたものがあるような気がした。 沈黙を身にまとい 船にのってゆく。 今までの足…