2020-07-01 だれもいない世界 世界にはまるで僕しか いないようだった。 誰もいないので、 特に気を遣う必要もない世界だ。 お腹がすいたら、 バイオリンを置いて、 森へと戻るんだ。 雨が降ったようで、 土砂崩れがあったみたいだけど、 あまり気にしていなかった。 最近、雪みていないなあ、 と思った。 今日はだれかいないかなあ、 と思って探してみるが、 いるはずは無かった。 仕方がないので、 もう一度バイオリンを奏でることにした。 夏の季節が ぼくを守ってくれているような気がした。