2020-07-23 ブドウの木 そっと瞳をとじると、 河川の風景が浮かんできた。 曲がりくねっているのだろうか。 ブドウの木がそれを見守っている。 そんなに強くはないのだが、 日差しがヘルメットに反射する。 水がうまく受け流しているように見えた。 小雨が降ってきたが、 それがなんだか心地よい。 今いる位置をたしかめてみる。 少しだけ甘い香りがしたんだ。 それを飛行機雲が優しく見守る。