2020-05-13 川の鳥 前触れもなく自由がおとずれたあなたは、 もう何も見たくはないのでしょう。 過去に追っていた存在の大きさを知り、 孤独を思い出したりするのです。 バスに乗り遅れ歩くことにしたあなたは、 緑の茂みを横に道路を歩いてゆくのでした。 快晴の日差しと、 かすかに聞こえてくる鐘の音も、 あなたの心には届かないのでした。 歩く速度はまったく同じなようでした。 川の近くに行くと、鳥たちがいたので、 すぐに不思議と仲良くなった気がしました。 怖いものなど何もないように感じたりしたのです。 その時に見た景色はずっと先も覚えているような気がしたのです。